企業・個人と政府・役所

今回の震災で思ったことの1つ。

こういう非常事態の時、企業や個人のほうが行動が早いし強いと思った。

大手企業の多くも震災日から2~3日中にはなんらかの支援策を講じた。
億単位の義援金と自社製品の大量無料提供等。
震災当日、首都圏では全部の電車が止まり、何時間も歩いて家を目指したとか。
帰宅困難者のために色んな人達が協力したり。

その頃の政府や役所といえば、
自衛隊派遣を1万人だとか5万人だとか。それでも足りないから10万人だとか。
2点3点してばかりで、よくわからなかった。
帰宅難民の人達への公共場所の提供も民間より遅かった気がする。

この差はなにか。

まず1つめ
政府や役所の行動が遅いのは法律や規制があるから。
この非常事態に法律も規制もないだろう。と思うけど、
お堅い方達はどうやら法律や規制のほうが大事なのだろう。
ま、法律も規制も大事っていえば大事。

2つめ。
民間企業と政府・役所、どちらも団体集団。
どちらも情報が錯綜したり、意見がまとまらない事もあるだろう。
でも、この明らかなスピードの差はなぜか。

企業は、お客様あっての企業。
飲料メーカーにしても電化製品メーカーにしても、お客様がいなければ経営は成り立たない。
被災者の皆様も企業にとってお客様。
つまり、企業にとって一番大切なのはお客様。
お客様に不信感を持たれたり、呆れられたら倒産だってしかねない。
だから、お客様のために企業は迅速な対応を取れるのかもしれない。

一方、政治家や役所は、国民はお客様じゃない。
黙ってたって税金という収益が入ってくる。
国民に不信感抱かれたって呆れられたって、税金は入ってくる。

この差が一番の要因なのではないか。

税金も、一部は国民の評価で決めてもいいんじゃないのかな。
政治家と役人の通信簿、必要かもしれないね。




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